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事例紹介

【事例】地域の名物イベントを通じてファン基盤を構築|つちのこフェスタ

現場の課題に寄り添うITで、イベント運営をスマートに。
岐阜県東白川村「つちのこフェスタ」で実現した、企画運営会社(日本イベント企画株式会社様)との挑戦

人口約2,000人の村に1日で数千人が訪れる一大イベント「つちのこフェスタ」。30年を超える長きにわたって愛されてきた本イベントは、年々参加者が増加し、「受付と駐車場の深刻な混雑」から、開催の危機に陥っていました。そんな折、岐阜県を拠点とされるイベント企画運営会社|日本イベント企画株式会社様にご相談いだたき、弊社はシステム面でのサポーターとして携わらさせていただくこととなりました。現在では、「現場に寄り添う二人三脚のサポート」により、単なる混雑対策を超えて、年々進化するファンクラブ&地域周遊エコシステムへと結実しています。

つちのこフェスタとは
岐阜県東白川村で1989年から続く、毎年ゴールデンウィーク(5月3日)に一日限りで開催される地域一大イベントです。 最大の目玉は「幻の未確認生物(UMA)・つちのこ」の捜索で、捕獲者には、当初の100万円から1万円づつ毎年積み立てられる高額な懸賞金(2026年は134万円)が贈られることから、全国から数千人の「つちのこハンター」が集結します。 人口約2,000人の村が熱気と歓声に包まれる30年以上の歴史を誇るイベントであり、つちのこ捜索だけでなく、村の豊かな自然や特産品、丸太切り競争といった企画など地域の人々とのふれあいを家族みんなで楽しめる、東白川村のアイデンティティそのものと言えるお祭りです。

1. 事例サマリー

お客様の課題 「つちのこフェスタ」において、受付や駐車場の激しい混雑、現場スタッフの過重な負担が課題となっていた。イベント全体の企画・運営を担う日本イベント企画株式会社様より、「現場の混乱を抑え、来場者がストレスなく楽しめる環境をシステム面から共に構築してほしい」とご相談をいただきました。
施策

日本イベント企画様が描く現場オペレーションや企画内容に徹底して寄り添い、バーコード1つでイベントチケットや予約駐車場の受付がパスポート的に完結する事前登録型システムを構築。1年目にしっかりとした受付の「土台」を構築したうえで、デジタルスタンプラリーやゲーム性を高めた「ハンティングラリー」への進化、初年度からの「つちのこファンクラブ」開設などをシステム側からサポートしました。

成果と展望

現場オペレーションの劇的な改善: 現場作業のデジタル化により混雑と現場負荷を大幅に軽減し、運営に「ゆとり」を生み出しました。
4年間の伴走と進化: 安定した受付基盤の上に毎年新たな企画を重ね、デジタルを使った周遊企画は毎年大好評。「つちのこファンクラブ」を通じて毎年のラリー成果(称号やポイント)が蓄積されることで、年に一度のイベントを超えた持続的な繋がりが育まれています。2026年には周遊企画がバージョンアップ!ランキング形式のハンティングラリーを実施し、デジタル企画がリアルのイベントの盛り上げにも寄与しました。
予約受付システムとファンクラブの統合: 2026年からは、主催者様からのご要望であった「ファンクラブと受付の仕組み」の統合も実現しました。これにより、「年1回の参加申込み」という単発の関係から、獲得称号の蓄積など、継続的なファンとのつながりへと発展するようになりました。

主催|岐阜県東白川村(つちのこフェスタ実行委員会様) クライアント|日本イベント企画株式会社様 場所|岐阜県加茂郡東白川村 / 2023年〜
導入ソリューション|かけはしcube(事前登録・バーコード受付・デジタルスタンプ/ハンティングラリー・つちのこファンクラブ)


 

2. ご相談のきっかけ:人気イベントゆえの「賑わうほど回らない」現場の限界

人口約2,000人の東白川村に、1日で最大4,000人もの「つちのこハンター」が集結する「つちのこフェスタ」。30年以上続く大人気祭りである一方、運営現場は限界を迎えていました。
・ 駐車場不足と周辺道路の深刻な渋滞・違法駐車
・ 参加者数が読めず、受付の混雑・混乱や参加券・飲食の不足
・ 苦情対応と過酷な運営業務による、現場スタッフの疲弊
「人が来ないのではなく、来すぎて回らない。このままでは祭りの継続すら危うい。」——そんな切実な課題に対し、東白川村様と日本イベント企画様が立ち上がり、かけはしもパートナーとして現場改革に加わりました。

3. 現場の「声」から生まれた、土台づくりと年々育てる仕組み

システムありきではなく、「どうすれば現場スタッフが無理なく回せ、来場者が最高の一日を過ごせるか」を日本イベント企画様と議論し、形にしていきました。その結果、1年目の導入時より、地域のスタッフ様にオペレーションをお任せできています。

1. バーコード1つで完結する「事前登録型受付」の構築
申込み・駐車場予約・チケット購入をオンライン化。当日はスマホのマイページに表示される1つのバーコードを読み取るだけで様々な受付が完了し、初めてのスタッフでも迷わず運用できるオペレーションを実現しました。駐車場は必要に応じて増やすことも可能で、イベント内の様々な企画での受付も1つのバーコードで行えるように、柔軟に設計されています。
2. 安定した「土台」の上に、毎年新しい体験を重ねる柔軟性
1年目に構築した受付基盤はそのままに、その上に載せる周遊企画を毎年アップデート。
・1〜3年目: 駐車場から会場までの1.3kmにQRを配置した「50〜70か所スタンプラリー」
・4年目(2026年): 周遊をゲーム化させた「つちのこ捜索!ハンティングラリー」へと進化
3. 年に1回のイベントを「持続的なファンとの繋がり」へ昇華
イベント当日の参加で終わらせないため「つちのこファンクラブ」を立ち上げ、称号やポイントの引き継ぎ、予約確認のマイページ連携(マイページからのワンストップ申込み)を構築しました。

4. 混雑解消の「その先」へ。現場のゆとりと大人気企画の誕生

単なるIT化・効率化にとどまらず、運営に「ゆとり」が生まれたことで、現場と地域に大きな変化が生まれました。

圧倒的な混雑緩和と、演出・企画に集中できる「余力」の創出

受付や手作業の負担が劇的に削減されたことで、イベント現場にゆとりが誕生。「つちのこ宝さがし」など、村ならではの魅力を伝える新しい体験企画や演出に、企画会社様が注力できる環境が整いました。

提案から生まれたデジタル演出。現地で夢中になれる体験づくり

かけはしcubeの「周遊・スタンプラリー」や「デジタルくじ」の仕組みを運営会社様へご提案し独自の仕掛けへと昇華されました。
・子どもたちの絵と繋がるデジタルスタンプ: 駐車場から会場までの1.3kmや会場内にQRコードを設置。読み取ると村の子どもたちが描いた可愛い「つちのこ」が現れる仕掛けで、道中も楽しく歩ける工夫を凝らしました。
・ワクワク感を高めるデジタルくじ: スタンプを5つ集めるたびにマイページへ抽選券が届き、その場で景品が当たる仕組みを導入。ただのスタンプを集めるだけのスタンプラリーでは見られない、大変多くの参加者様が参加されている姿が印象的でした。
・夢中になれるランクアップ&称号: スタンプを集めると「UMAポイント」が貯まり称号がアップ。大人も子どもも夢中で“デジタルつちのこ”を探し回る、大人気企画となりました。

予約受付システムとファンクラブ機能との連携によるファン関係性の強化

これまで切り離されて使い勝手が分かれていたファンサイトと予約受付システムをシームレスに自動連動させ、会員マイページからの申し込みや受付を一気通貫でスムーズに行えるように進化させました。
これにより、イベント当日限りの単発的な接点から、情報発信や各種特典を通じた「ファンクラブ会員としての継続的なつながり」へと自然に関係性を発展させることが可能になりました。

【課題】 「かけはしcube」は統合プラットフォームである一方、「予約受付だけをデジタル化したい」というニーズが多く、これまで予約受付システムを切り離して単独運用していた。
【分離の弊害】 「つちのこフェスタ」のようにファンクラブと予約受付を併用する場合、システムが独立していたため、ファンクラブのマイページからの連携が手動となり二度手間が生じていた。
【改善(シームレスな自動連動)】 ファンサイトと予約受付システムを自動連動させ、会員のマイページからパスポート申込み、チケット購入、駐車場予約、受付用バーコード表示までを一気通貫で行えるように進化。
【もたらされる変化】年1回の参加申込みという単発の関係から、獲得称号の蓄積など、継続的なファンとのつながりへと発展するようになりました。

|2026年の挑戦|
スタンプラリーから「ハンティング」へ。ランキング機能でリアルの会場をさらに盛り上げる

毎年同じ周遊企画では参加者が慣れてしまうため、2026年は「つちのこ捜索!ハンティングラリー」へと周遊企画を全面リニューアルされました。デジタルの体験価値をさらに引き上げ、リアルな現場の盛り上がりへと繋がる大成功の企画となりました。

【レア度に応じたポイント獲得システム】QRコードを読み取ると、ランダムで「生き物」が出現。レアな生き物ほど高ポイントが獲得でき、宝探しのようなゲーム性を強化。
【100ポイントごとの抽選チャレンジ】ポイントが貯まるたびにマイページに抽選券が届き、その場で景品交換へ挑戦できるワクワク感を維持。
【リアル会場と連動した「ランキング発表」】 マイページでリアルタイムに「ハンターランキング」を確認可能に。上位獲得者はイベント会場で表彰・景品贈呈が行われ、デジタル上の熱量がリアルの会場全体へ伝播する最高の演出となりました。

ハンターたちが進む先には・・・

ハンティングスポットが!レア生き物捕獲で高得点を狙おう!

会場内の至る所にハンティングスポットを設置。会場からはちょっと遠い駐車場までの道のりも楽しい!

企画運営会社様との「強固なパートナーシップ」

「一度作って終わり」のシステム納品型ではなく、毎年現場の反省点や「次はこうしたい」という企画会社様の想いに寄り添い、二人三脚で毎年システムと企画を進化させていく強い信頼関係を築いています。

【つちのこフェスタ(つちのこファンクラブ)】
 会員サイト https://tsuchinokofan.jp/
 紹介サイト https://www.vill.higashishirakawa.gifu.jp/syoukai/gaiyo/tsuchinoko/tsuchinokofesta/event/

その土地ならではの「ストーリー」から始める、ファンづくりのご相談を承ります

「受付の混雑や現場の混乱をなんとかしたい」「単発のイベントで終わらせず、毎年の地域のイベントをファンと繋がり続ける形に発展させたい」という初期の段階から、ぜひお気軽にお聞かせください。大掛かりなシステムを一から開発しなくても、現場の運用に合わせた「ちょうどいい仕組み」からスタートできます。ご依頼いただいた事業者様はもちろん、実際に利用されるお客様の心地よさまで深く考え、準備から毎年の運用まで二人三脚でじっくりと伴走いたします。


 

私たちが大切にしていること

私たちが大切にしているのは、運営現場を担う皆様が安心して運用を回せ、その結果として主催者様やお客様全員がゆとりを持って楽しめる体験をシステム面からサポートすることです。システム化の目的は作業の効率化ではなく、現場に「余力」を生み出すことです。煩雑な管理や受付のストレスを取り除くことで、運営会社様が大切にされている企画の魅力や、その土地ならではの楽しさを最大限に引き出す。「システムを入れて終わり」ではなく、毎年の現場の課題を一緒に解決するパートナーとして、準備から当日運用まで丁寧に寄り添います。

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