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かけはしラリー機能について

リピーター獲得もできるスマホスタンプラリー

以前書いた「グルーピングQRって?」という投稿で、複数のコンテンツをまとめてメモできるQRコードを簡単に作成する方法について説明しました。

実は、この「グルーピングQR(別名かけはしブック)」ですが、今回説明する「かけはしラリー機能」というかけはしメモリーを使ったスタンプラリーの仕組みが元になっています

実際に、グルーピングQRに先立ってこのスタンプラリーの仕組みが作られました。その為グルーピングQRと、この「かけはしラリー機能」は姉妹製品のような作りになっています。

以下、今まで行われたもの(現在行われているものも含む)をいくつかピックアップしてみます。

関ケ原ファンクラブ創設記念企画

中山道ぎふ17宿をめぐるスタンプラリー

西美濃御湯印めぐり

いずれもグルーピングQRと同じような画面の作りをしているのが分かります。スタンプラリー自体、複数の情報をまとめて表示するものである以上、似通ってくるのは当たり前ですが、重要なのはグルーピングQR、かけはしラリー機能のどちらもその先にあるのが「何らかの情報コンテンツ」だということです。

例えば関ケ原ファンクラブの創設記念企画の場合は武将のページ。中山道ぎふ17宿をめぐるスタンプラリーの場合は、店舗のホームページ。西美濃御湯印めぐりの場合は、ラリーで地点をめぐりながら、その場所にちなんだ「おはなし」が閲覧できるようになっています。動画などを入れることも可能です。

元々、かけはしラリー機能はリピーター獲得の仕組みである「かけはしメモリー」に集客の要素を持たせるために作られました。集客からリピーター獲得までのサイクルを作成するための最初の一歩として作られたものが、この「かけはしラリー機能」なのです。

スタンプラリー、特に地方の周回系のスタンプラリーは、基本的に特定の場所に足を運んでスタンプを押させることによって、周回を促すことを目的として作られています。参加者はスタンプを押す為にわざわざその場所に足を運ぶのですが、残念ながらイベントというものは一般的に期間が終了したら終わりで、ほとんどの場合、それ以上の効果はありません。せっかく足を運んでもらったにも関わらず、これは非常に勿体ないとも言えます。

「イベントがやり切り」と言われてしまうのはその為です。

これはスタンプラリーも同様で、期間が終わったらそれまで。つまりスタンプラリーシステム単体では基本的にスポットの集客は出来るけど、それ以降のフォローは出来ないことになります。

ただ、参加した店舗としては出来ればイベント終了後も足を運んでもらいたいと思っているはずですし、新規の顧客にはリピーターになってもらいたいと思っているはずです。システム上、せっかくの出会いの機会をフォローできないこと。これが今までのスタンプラリーシステムの欠点です。

対してかけはしメモリーは、「リピーター獲得の仕組み」です。単体で個店や個人のリピーターを獲得することを可能にしますが、システムそのものに集客の仕組みはありません。来てもらってからが勝負になります。

せっかく足を運んでもらったのですから、それを機会に一人でも多くの人にリピーターになってもらいたい。そんな願いに応える為の仕組みとしてこのかけはしメモリーを利用したスタンプラリーが生まれました。いわば両方の欠点を補うための仕組みとして作られたのがこのラリー機能と言うことになります。

後に説明する「かけはしファンクラブ」と併用して使えば、更に様々な集客、リピーター獲得の仕組みが利用できますが、ここではまず、ラリー機能の基本的な仕組みについて説明します。

正体はスタンプラリー付きのデジタルガイドブック

先に述べた通り、かけはしラリー機能は、通常のスタンプラリーとは異なり、単純にスタンプするものではなく、「コンテンツをスタンプとして利用する」仕組みです。

既にページとして成立しているコンテンツがあれば、特に情報を入力する必要なくスタンプラリーの地点として利用できます。施設のホームページや商品カートでもよいですし、極端な話「ひと」をスタンプ対象とすることもできます。(実はスタンプラリーのスタンプラリーも可能です)

また、既にコンテンツとして成立しているものを材料としていますので、わざわざ新しくページを作ったりする必要もなく、訪問客に対する情報提供が成立します。ちゃんとしたコンテンツがあるのにわざわざまた別のものを使う必要はないのです。

例えば、現在(2021/11/28時点)開催中の「中山道ぎふ17宿をめぐるスタンプラリー」の場合、スタンプ地点をタップすると次のような情報がポップアップします。

簡単な施設情報のあとに「施設詳細」というボタンがありますが、これが施設のホームページへのリンクになっています。属性情報として簡単な情報は載せられますが、詳細はホームページを直接参照するようにすればいいわけです。また右隣にマップマーカーが表示されているのも解ります。ここをタップするとgoogle mapによるナビゲーションが始まります。

今の世の中、地点をめぐる際には、その施設の情報や行き方をスマホで調べるのが一般的です。地図を広げながら歩く人の姿はだんだん少なくなってきました。ほとんどの人の手元には、地図以上に便利な「スマホ」というツールがあるからです。なのでかけはしラリーでは、それらの行動をひとまとめに出来るようになっています。これはガイドとして使う場合の、グルーピングQRも同様であり、言ってしまうと、このラリー機能からスタンプラリーの機能を除いたものがグルーピングQRということもできます。つまりかけはしラリーは、「スタンプラリー付きのガイドブック」と言うことです。

既存のコンテンツを有効活用

似通ったつくりをしているので、作成の仕方もまたグルーピングQRと同様です。

例えば以下に、グルーピングQR(ブック)とラリー機能のメンバー選択の画面を掲載します。

予め登録しておいたページをクリックでオンオフでグループに入れ保存します。

後はQRコードをダウンロードするだけです。

ラリーも同様です。

オンオフで選択・選択解除。この流れは変わりません。

あとは、選択したメンバーをクリックして、スタンプラリー用のQRコードをダウンロードするだけです。

重要なのは、グルーピングQR、かけはしラリーの両方とも、同じコンテンツを共有している為、ガイドブック用の地点を登録するだけで、スタンプラリーの準備が整うということです。これらは何度でも使えますし、新たなスタンプラリーやガイドを作る際にも再利用できます。

この柔軟性を担保するのは、かけはしメモリーの構造そのものにありますが、それはまたの機会に話すとして、かけはしメモリーを利用した様々なコンテンツはそれぞれがQRコードにもなり、また色々な組み合わせが可能な要素にもなります。イベントやガイドを作るたびにそれらの情報は都度アーカイブとして蓄積され、再利用が可能な要素となっていき、利用されるたびに、該当するコンテンツは閲覧され、そしてそのうちの幾人かは覚えてくれてリピーターになるという流れです。単にやりっぱなしの仕組みとしては作られていないところが重要です。

例えばこんなこともできます。

これは弊社社員をスタンプするスタンプラリーです。参加者は今のところ全部で3人。スタートは社長である私。弊社社員を見かけたら声をかけていただければスタンプ用のQRコードをお渡しします。

見事コンプリートした人には何か粗品を進呈しましょう。(何にするかはまだ未定)

マイメモリーをホーム画面へ登録することを忘れずに!

このように、展示会などで社員をスタンプに見立ててスタンプラリーを行えば、参加者を楽しませることができる上、手元に覚えてもらえるので、双方にとって面白い企画になるかもしれません。アプリのダウンロードもユーザー登録も必要がない為、QRコードを読み取ったら、その場で始めることが出来るのもポイントです。

単純に名刺などを配るよりもよほど効果的なツールになるのではないでしょうか?

名刺にスタンプラリー用のQRコードを印刷しておけば、「集めて楽しい名刺」になるかもしれません。実際、関ケ原ファンクラブの「戦国武将札」などはそのような意図で作られています。

かけはしファンクラブと組み合わせると更に効果的に

先ほどの例は、QRコードを読み取るだけで、ユーザー登録をせずに誰もが気楽に参加できるスタンプラリーでした。

ただ、この種のスタンプラリーだけではどこまで行っても効果が限定的で、その後のフォローがなければすぐに訪問客は離れてしまいます。持続的な関係を築く為には、やはり継続的に訪問客を楽しませる仕組みが必要となってきます。

後に説明する「かけはしファンクラブ」を利用すると、更に様々な集客、リピーター獲得効果が見込めます。

いくつか特徴的なものを列挙してみましょう

1.スタンプラリーのスタンプゲットで、ポイント、福引券、アバターなどのデジタル景品がもらえる。ポイントでランクアップなども可能(ポイントは全部で11種類まで登録可能)

2.3,5,10などのチェックポイントごとに異なった報酬を設定可能。それに伴い、応募フォームなども複数設定可能な他、スタンプそのものに「重み」を付けることで、「このレベルのスタンプを2つ、かつ合計が10個以上」などの細かい条件設定も設定可能

3.QRコードだけでなく、クイズやゲームクリアなどでもスタンプ可能

これらはほんの一部です。

実際に動いているものを確認したいのであれば、「関ケ原ファンクラブ」などを参照していただけると解りやすいかと思います。

また、企業用のファンクラブも作成しております。詳しくは「かけはしファンクラブ」をご覧ください。

最後に予告を

もうすぐ(12/4から)関ケ原ファンクラブで新しいスタンプラリーが始まります。今回のスタンプでもらえるのは、関ケ原の会社様の秘蔵コレクションです。以前の武将コレクションとはまた違ったデジタルアイテムが当たるガチャチケットが、スタンプごとにもらえます。勿論、スタンプラリーコンプリートの報酬も今まで通り用意されています。

関ケ原にお越しの際は、是非ご参加ください。

今回は、かけはしメモリーを利用したスタンプラリーである「かけはしラリー機能」について説明しました。

次回はいよいよ、「かけはしファンクラブ」について説明したいと思います。

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