必見!印刷コストを大幅に削減しつつ売上を増加させる具体的なアイデア
目次
コロナ禍で見直される「紙」の在り方
新型コロナウィルス感染症が世界中に蔓延してついに2年が経過しました。
日本では今のところ下火にはなっていますが、世界を見ると必ずしもそうではなく、むしろオミクロン株の登場により感染が広まりつつあるのが現状です。
その為、観光地やイベントなどで配る「紙」の在り方も見直さなくてはならない時代が訪れつつあります。
具体的には以下のポイントを踏まえて考える必要があります。
1.人と人の接触を減らすこと
2.密になる状態を避けること
3.WEB(オンラインサービス)を駆使すること
これらはいずれも感染症の蔓延する世界では有効な対策になります。
ただし、だからと言って全てのやり取りをオンラインにすることは出来ません。どんな世界でも人は動かなければなりませんし、完全に接触をゼロにして全ての生活をオンラインにすることなど不可能です。
今後は人と人が接触をしながらも極力感染症の蔓延を避け、かつ感染症が蔓延した場合でも生活や事業を継続していく方法が求められます。その上で現実世界での情報伝達手段としての「紙」の在り方もまた考える必要があります。
なので、極力これらの問題を解決しつつ、「紙」を有効活用する方法として、ウイズコロナの時代の「紙」の在り方を考えてみたいと思います。
具体的には、紙の印刷コストを抑え、かつコロナ禍のような感染症の蔓延する世界でも、「紙」の特性を利用しつつ、売上を最大限にあげる方法をかけはしメモリーと、グルーピングQRを使って説明したいと思います。
QRコードという接点
コロナ禍でオンラインのビジネスが盛り上がっています。何故なら人と接触することなくすべてがネットワーク上で完結してしまうこのやり方は、先ほど述べたすべての条件を満たしているからです。
でもだからと言って、人がずっと家の中に閉じこもってネット上でのみ関係を築いていくのかと言うとそうではありません。感染症が収まれば人は外に出て観光したくなりますし、会食もしたくなります。今後のアフターコロナの世界は、こういったオンオフを繰り返しながら進んでいくのかもしれません。
その為、弊社が注目したのが「QRコード」でした。
最近は殆どの紙媒体にQRコードがついていることも多いので利用した人も多いかと思われます。
QRコードは、いわば現実世界とWEBとの接点です。スマホが普及したため、紙を手に取った人やその場を訪れた人とWEBの「橋渡し役」、つまり「かけはし」としての役割を担うことになったのがこのQRコードになります。
実際、QRコードの先には紙面よりも遥かに多くの情報を収納できますし、スマホからのアクセスもスムーズです。誰もがスマホを手元に持つ現代社会においては、その場を訪れた人に対する情報提供の方法としては紙面をさいて多くの文字情報を並べるよりも遥かに効果的なやり方だとも言えます。
情報をQRコードの先に集約してしまえば、紙を大量に印刷する必要もなくなる為、大幅に印刷コストを下げることもできます。
ですが、至れり尽くせりに見えるQRコードにも実は最大の欠点があるのです。
それはQRコードもやはり基本的には「紙媒体に印刷されたもの」だということです。
持ち運びには不便な紙
皆さんは、旅行先や物産展、企業展などでパンフレットを受け取ったことはあるでしょうか?おそらく一度は手に取ったことがあるはずです。
ではそのパンフレットは今どこにありますか?
恐らくほとんどの場合、それは既に捨ててしまったか、どこかに置き忘れているか、様々な理由で手元からアクセスできるところにないはずです。
費用をかけて紙を印刷した側の立場に立てば、これはとても悲しい事だということがすぐに解ります。
紙をすぐに取り出せるようにしておくには、実際には四次元ポケットのようなものが必要なのです。
QRコードも同じです。QRコードが紙に印刷されたものである以上、どれだけ便利だとしても、やはり紙と一緒に運命を共にしてどこかに行ってしまいます。手元になければスマホからもアクセスできません。
このように多くの場合、現実世界で得た情報は例え有益なものであってもいつの間にかどこかに行ってしまい、二度と戻りません。
ですが、単なる印刷物とは異なり、QRコードについては、この欠点を簡単に補うことができるのです。
そこで紹介するのが「かけはしメモリー」と言うサービスです。
QRコードを使って、紙からスマホへ情報をかけはしする
スマホで見ている方は、以下のURLにアクセスしてみてください。
https://kakehashi-memory.jp/scanbar
またはPCに以下のQRコードを映しておいてスマホでアクセスしていただいてもかまいません。
次のような画面が表示された筈です。
これがかけはしメモリー本体です。
何ができるかと言いますと、このQRコードリーダーで読み取ると、その先のコンテンツをスマホに「メモ」出来るのです。
先ほど、「QRコードは紙と一緒に捨てられてしまう」と言いました。また、保存しておくためには「四次元ポケット」が必要だとも言いました。この「四次元ポケット」が皆さんの持っている「スマホ」になります。
いつも手元にあるスマホに保存しておくことで、QRコードの先にある情報を「いつでも取り出せるようにする」ことが可能になります。
試しに、このリーダーを使って、何かその辺りにあるQRコードを読み取って覚えてみて下さい。まずは一つだけ情報がポケットに入れられるはずです。このポケットのことを「マイメモリー」と言い、繰り返し使う為にはホーム画面に登録する必要があります。
ホーム画面へ登録する方法は、こちらを参照して下さい。
https://manual.kakehashi-services.com/addto-homescreen/
なお、先ほどのQRコードリーダーへは、画面下部の「QRカメラ」からもいつでもアクセスすることができます。このように、紙からスマホへ情報をかけはしすることで、QRコードの利便性が格段に上がるのが解ります。
QRコードを読み取るだけですから、接触する必要はありません。読み取ったら後はいつでもスマホから確認可能なため、QRコードが印刷された紙も不要になります。極端な話、1枚の紙に1つのQRコードさえあれば、繰り返し印刷する必要もありません。覚えておいて、手元のスマホで読めばいいだけだからです。以降はWEBのブックマークと同じように閲覧できるため、オンラインとなります。
このように、現実世界のQRコードを利用したブックマーク機能ですから、「フィジカルブックマーク」とも呼んでいます。
アイデア1:持続可能なガイドブック
さて、かけはしメモリーの説明を一通り終えたところで、具体的な使い方について言及してみましょう。
この節で紹介するのは「持続可能なガイドブック」の作り方です。
最近SDGsというキーワードを聞くことが多くなりました。
持続可能な社会の為のフレームワークですが、実際に考えると紙の案内などは持続可能なものとは一番無縁なものであることが解ります。何故ならば、一度作成したら変更することが不可能で、古くなったら捨てられるだけのものであり、多くの場合手元に残ることのない媒体だからです。その為観光案内などは毎年刷り直しになりますし、ガイドブックも最新のものにするためには刷りなおすしかなく持続不可能です。結果、全て破棄する形にならざるを得ません。
ただし、紙には「すぐ手に取れる」という大きな利点があります。訪れた人に対してその場で情報を提供するためにはある程度物理媒体に頼らなくてはなりません。その為観光地などでは未だに多くの紙の案内が印刷されています。
これを持続可能なものにしてみましょう。
ポイントとなるのは、「スマホ」と紙に印刷された「QRコード」です。
以下は弊社が手掛けた「酒蔵図鑑」の例です。
ここには、弊社のサービス「グルーピングQR」が使われています。
グルーピングQRは、様々なコンテンツを組み合わせて自由にページを作ることが出来る仕組みです。
グルーピングQRについてはコチラを参照してください。
見ての通り、冊子ではなく、名刺サイズのカードになりました。
こうしたところ、印刷コストが1/20になったにも関わらず、QRコードへのアクセス数は3倍以上になりました。
通常酒蔵図鑑など、特定のニーズに限定した読み物は手に取った時点でその人の嗜好に合致しています。特に説明がなくてもQRコードしかなければ、そういうものだと思ってアクセスしてくる人も多いのです。入り口だけ紙の側に用意しておいて、詳しい説明はWEB側に置き、そこに直接の導線が引くことで、印刷コストの削減だけでなく、アクセス数のアップと共に売上をアップさせることも可能です。持ち運びも便利です。名刺サイズなので財布に入りますし、かけはしメモリーを使えば、スマホで持ち運べる酒蔵図鑑の出来上がりです。紙から直接リピーターを作り出しているわけです。
同様に、観光地に「子供向け」「スイーツ」「歴史探訪」など名刺サイズの「札」を用意しておき、必要な人に手に取ってもらうという形にすれば、細かいニーズに応えることができ、かえって色んな情報を掲載した冊子よりも効果が高いこともあります。アクセス数を解析すれば、来訪者のニーズの分布を把握することもできます。
内容の変更も簡単です。情報の主体が紙からWEBに移ったことでQRコードを変えずに、常に最新の情報提供することも可能になりました。
このように、印刷コストを削減しつつ、多様なニーズに応えることができる持続可能なガイドとしてかけはしメモリーを是非利用してみてください。
なお、この例で用いた、酒蔵図鑑のQRコードと同様のものを以下に提示します。
岐阜県版酒蔵図鑑
是非読み取って、手元のスマホに覚えてみてください。
なお、このQRコードは「記録用QRコード」として作られていますので、通常のQRコードリーダーでも記録可能です。記録用QRコードに関しては、コチラを参照してください。
アイデア2:営業先によって最適化できる会社案内
次の例も、弊社のグルーピングQRを使った例です。
タイトル通り、会社案内になります。
会社案内は初見の人にも会社の事を知ってもらう為には必要なツールなのですが、実際問題それを配ったとしても多くの場合は捨てられてしまうだけで、大きな効果は望めません。
加えて持ち運びも不便です。打ち合わせやマッチングの際にどれだけの部数を持って行けばいいのか解らず沢山持って行った結果、1,2部しか配らなかったなんてこともあるのではないでしょうか?部数が多くなれば重くなりますし、鞄の中もごちゃごちゃしてしまいます。
それはもらう側の立場でも同じで、資料が多いとゲンナリしてしまうことも考えられます。結果苦労した割には相手の手元には何も残りません。
内容も問題です。特に多くの商品や製品などを扱っている業者様の場合、訪問先ごとに営業内容が変わることも多い為、必要な資料も異なってくることもあるはずです。ですが、既に印刷されてしまっているものでは内容を簡単に変更することも出来ません。
それでは会社案内にありがちな、以上の問題をスマートに解決してみたいと思います。
以下が弊社の会社案内です。
まず酒蔵図鑑同様、サイズが小さくなりました。
これにより、印刷コストが削減され、持ち運びやすくなります。名刺サイズですのでたくさん持ってきても名刺入れに収まります。その為、相手方への負担にもなりません。
次にグルーピングQRを使っている為、内容は可変です。必要な内容はお客様ごとに変更できますし、打ち合わせ後に不足だった部分は、後で付け加えることもできます。ホームページと同じで、問い合わせフォームや資料ダウンロードのページへのリンクも簡単に作れますので直接の導線を作ることも可能です。ベテラン営業の話す動画などのリンクも付加しておけば、新人でもベテランと同様にプレゼンすることも可能になりますし、あとから見返してもらうことも可能です。
更に、効果を測ることもできます。組み合わせによる資料のアクセスのしてもらいやすさや、逆に効果の少なかったもののデータも収集できますので、今後の戦略へと生かすことができます。
実際には、PCでプレゼンを行い、補足資料として添えるといった使い方をしていますが、紙の案内を闇雲に配って、効果を深く測定することなく終わるだけの資料配布よりははるかによく出来たやり方だと思っています。
せっかく相手の手元に届けるのであれば、出来るだけ相手の手元にも残り、かつ有効な手段とする方がお互い良い結果を生むことになると考えています。
なお、かけはし会社案内のQRコードは以下のようになっています。
株式会社かけはし会社案内
アイデア3:集めて楽しいショップカード
小型化することで思わぬメリットもあります。名刺サイズの紙はコレクションしやすくなるのです。
一例として、弊社が販促用に手掛けた「SAKE札」を紹介します。
SAKE札表
SAKE札裏
表面に代表銘柄のラベルと写真、及びおおまかな属性、裏面には酒蔵様の情報が入った名刺サイズのカードです。全部で21種類あり、デザインとしてお酒造りに関連した、すぎ玉に太陽、お米に水をあしらったつくりになっています。
これを営業先で見せると大体の場合喜んで持って行ってくれます。試しに近くの薬局に置かせていただいたところ、あっという間になくなりました。カードサイズにすることで持ち運びが便利になるだけでなく、こんな遊び方もできるようになります。
次の例は、関ケ原ファンクラブで配布している「武将札」になります。
関ケ原合戦に関係する武将の中で18をピックアップしてカードサイズの札にした例です。ここについているQRコード自身がスタンプラリーにもなっており、かつ関ケ原ファンクラブへの入り口にもなっています。
また、全ての札を集めて並べると、関ケ原の合戦図屏風が出来上がるようになっており、それだけでも集める楽しみがあり、好評を頂いています。
関ケ原ファンクラブに関しては、こちらをご覧ください。
また、関ケ原ファンクラブは、「かけはしファンクラブ」という仕組みを使って作成させていただいています。かけはしファンクラブは、かけはしメモリーをベースにした仕組みとしては最大のものになります。かけはしファンクラブに関しては、こちらをご覧ください。
いずれの場合も、コレクター要素だけではなく、カードから直接ネットショップへの誘導。カードから会員登録など、直接コンバージョンに繋がる大きな起点になりえます。
せっかくカードを配るなら、コレクションしてもらうだけでなく、直接結果につなげてしまいましょう。
まとめ
この記事では、ウィズコロナ時代の「紙」の在り方について記述しました。
感染症の蔓延する世界においては、人の行動に大きな制限が加わります。人やモノとの接触を減らし、密をさけ、極力オンラインで物事を完結するような在り方が必要になります。
QRコードはそれに対して、よい解決方法を示唆してくれますが、QRコードもまた紙に印刷されたものである以上、紙と一緒に捨てられてしまうという欠点があります。
それを解決する方法として「かけはしメモリー」というサービスについて説明しました。
その上で、紙の印刷コストを抑えつつ、売上を増大させる具体的な方法について話しました。
一つ目は、名刺サイズのガイドブックです。
QRコードを中心にして、配布するガイドブックのサイズを名刺大にすることで、印刷コストを1/20に抑えつつ、アクセス数が増大した例について述べました。
紙と異なり、情報の変更が容易で、ユーザーの嗜好によってカードを分けることで、細かいニーズに柔軟に応えることもできます。
二つ目は、やはり名刺サイズの会社案内です。
グルーピングQRという仕組みを使えば、営業先によって柔軟に構成を変更できる会社案内が作れます。こうすることでコスト削減や、持ち運びを楽にするだけでなく相手の要望によっても中身を入れ替えることもできます。
また、利用状況を確認することで会社案内自身にどれだけの効果があったのかも測定することができます。
これらは企業にとって持続的な価値にもなりえます。
三つ目は、名刺大のカードを使ってコレクション要素を兼ねた案内を作成した例を挙げました。コレクション要素を加えることで相手を楽しませるだけでなく、そこにコンバージョンへの直接の導線を作る事にもなりえます。
いずれのアイデアも、せっかく渡した紙が単に捨てられるだけのものでなく、最大限に利用することで持続的な価値を生み出す方法を示唆しています。
ウィズコロナの時代においては、いつどこで感染症によって人の流入がなくなるかは予測することが出来ません。
その為、人が動いた時に、その場で商品やサービスを覚えてもらい、人が動けなくなった時には、その時に結んだ「縁」を元に関係を続けていく。それを可能にするのが「かけはしメモリー」なのです。